政府がスタートアップ企業への支援を強化する中、厚生労働省のプロジェクトチームが、ヘルスケア分野のスタートアップ企業を後押しする支援策の案をまとめました。

日本のヘルスケア分野のスタートアップ企業数は、アメリカのわずか2%程度にとどまっています。一方で、高齢化や人手不足によりヘルスケア分野のニーズは高まっており、厚労省は「介護テック」「医療分野のAI開発」「創薬」などに取り組むスタートアップ企業を支援していく方針です。

具体的な支援策としては、以下の3点が挙げられています。

  1. 開発初期段階から支える補助金の創設
  2. 新規参入の障壁となる規制改革の相談窓口設置
  3. 海外進出を支援する専門人材の育成

商品化や研究に時間を要するヘルスケア分野では、開発初期段階からの支援が重要です。また、規制の壁を取り除き、海外展開を見据えた人材育成も欠かせません。

厚労省のプロジェクトチームは、これらの支援策を「骨太の方針」に反映させるべく、省内での調整を進めています。ヘルスケア分野のスタートアップ企業の活性化により、医療・健康・介護サービスのさらなる向上が期待されます。

また先日のヘルスケアタスクフォース議事では、以下のような領域のついて深堀がなされていました。
おそらく以下の領域の中での新たな取り組みが支援の対象となりやすいと思われます。