制度概要
本事業は、環境省が実施する「環境保全研究費補助金」のうち、「イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業」のフェーズ3に位置づけられる大規模技術開発実証支援事業です。フェーズ3は、より早期のフェーズで研究開発・実証を経た環境関連技術を対象に、社会実装に向けた大規模な技術開発実証を支援するステージです。対象は全国で、スタートアップ企業等が取り組む環境分野の技術開発実証を補助金により後押しします。
補助額・補助率|最大4億円
補助上限額は1件あたり400,000,000円(4億円)です。
対象者
業種制限なし(全業種が対象)。従業員規模による制限は設けられておらず、スタートアップ企業をはじめとする幅広い事業者が対象となります。対象地域は全国です。具体的な法人要件・資本関係の条件等は公募要領に定められています。
対象事業
環境分野におけるイノベーション創出を目的とした大規模技術開発実証が対象となります。フェーズ3は社会実装の前段階として、技術の有効性・実現可能性を大規模に検証する段階に相当します。
●対象領域例
・ 脱炭素ライフスタイルづくりに資する技術
・ 地域社会において脱炭素に資する技術やシステム改善に関する技術
・ 気候変動適応策の検討に資する気候予測とそのダウンスケーリング手法の開発技術
・ 気候変動による自然災害への影響軽減に資する技術
・ 気候変動適応に資する農林水産業、工業、ライフスタイルを支える技術
・ 炭素蓄積・吸収量を簡易に把握することができる評価システムに関する技術
・ 屋外作業者や高齢者等の熱中症対策に資する技術
・ 都市のヒートアイランド現象による気温上昇の抑制に資する技術
・ 自然生態系を活用したクールスポットの創出に資する技術
・ 地域における暑さ指数等を自動生成し、集約・リスク評価を自動化して行うことが可能な
環境評価・リスク評価に関する技術
・ みどりの価値や効果の可視化に資する技術
・ 炭素蓄積・吸収量を簡易に把握することができる評価システム
・ IT・AI・ビッグデータ等を活用した廃棄物処理技術
・ バイオマス等の地域資源を活用したエネルギー回収・利用技術
・ 地域における災害廃棄物の円滑・迅速な処理を実現する技術
・ 災害時における生活排水処理システムの強靭化に寄与する技術
・ 海洋プラスチックの発生メカニズムの解明、動態把握にも寄与する、新たなモニタリング
手法を実現する技術
・ 竹等の地域における余剰・有害資源の有効活用技術
・ 農作物残渣や食品ロス等の処理・堆肥化に資する技術
・ 地域バイオコミュニティの形成に資する技術
・ 河川浮遊ごみの効率的、効果的な回収を実現する技術
・ 森林や里山の保全・管理における既存技術の効率化・低コスト化に関する技術
・ リモートセンシング、衛星画像分析、環境DNA解析、遺伝子分析、バイオロギング等、様々
なレベルの新技術を活用した生物多様性及び生態系サービスに関する情報の集積、集積
されたビッグデータを解析するための IT や AI、ビッグデータ等を活用した評価手法、利
活用法に関する技術
・ 絶滅危惧種把握の基礎となる情報の集積・評価や、絶滅危惧種の効率的な個体数推定法
及び分布推定手法に関する技術
・ 人口減少社会における鳥獣の効率的・効果的な捕獲・処理・モニタリング技術及びそれら
を踏まえた鳥獣の統合的な保護管理システムの開発
・ 野生鳥獣における感染症対策に関する技術(特に、リスクや感染ルートが不透明な中で、
効率的・低コストで行える予防的対策)
・ 生態系を活用した気候変動適応策を効果的・効率的に実現するための新技術
・ ICT 等の新技術や薬剤を活用した外来種を効率的・効果的に低密度化又は根絶するため
の防除技術、防除個体の堆肥化等の有効利用に関する技術、物流に伴う外来種の非意図
的導入の防止技術、侵入初期即時発見をするための侵入予測・検知及びモニタリングに関
する技術
・ 生物多様性の価値・多様な機能や持続可能な利用の見える化に向けた実現性の高い技術
・ サステナブルな水資源の利活用を実現する技術・サービス
・ 調査が困難な生態系(例:海中、通信が困難な山中)における生物種等の把握・保全に関す
る技術・サービス
・ 生態系の重要性を VR や AR 等を用いて子供から大人まで幅広く伝える技術・サービス
・ 企業活動による自然資本の減耗の可視化・評価を実現できる技術・サービス
申請受付期間
受付開始:2026年5月12日
受付終了:2026年6月15日
詳細な要件・申請手続きは公募要領を必ず確認してください。