目的
都内中小企業者等に対して、女性の健康課題を解決するための技術に関する新製品等の開発・改
良及び普及を行うために必要な経費の一部を助成することにより、フェムテックの技術開発・普及
促進を後押しし、都内中小企業者等の振興に資するとともに、女性活躍社会の実現を加速化するこ
とを目的としています。
助成内容
都内の中小企業者等が行う、女性の健康課題を解決するための新製品等の開発・改良および普及
に要する経費の一部を助成します。
助成対象期間
令和7年2月1日 ~ 令和8年10月31日(最長1年9ヶ月)
助成限度額・助成率
2,000万円・助成対象と認められる経費の2/3以内
助成事業の範囲
(1) 助成対象事業の要件
本助成事業では、次のア~オを全て満たす必要があります。
ア 「女性の健康課題解決」に関するテーマに係る開発・改良及び普及であること
イ 新たな開発要素、比較優位性の要素があること
ウ 市場ニーズに即していること
エ 申請事業者が開発における能力を有していること
オ 事業計画と資金計画の整合性、安全性の確保が見込まれること
(2) 「女性の健康課題解決」に関するテーマ
本助成事業で対象とする、女性の健康課題解決に関するテーマは下記のとおりです。
※ 美容等を主目的とし、下記テーマに関連しないものは、助成対象外です。
テーマ | 製品・サービス例 |
月経 | 月経に伴う月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和等を目的とした製品・サービス →月経前症候群(PMS)オンライン処方、布ナプキン、経血ショーツ、月経カップ等の生理関連製品、生理の貧困に関するサービスなど |
妊娠・不妊 | 妊娠への準備や不妊治療等に関する製品・サービス →不妊治療用医療機器、不妊治療可視化アプリ、妊娠・不妊に関する医療プログラム、排卵日測定デバイス、各種簡易検査キット(妊娠確認、子宮内環境等)など |
産後ケア | 出産後の母体が回復するまでの期間を支援する製品・サービス →授乳サポート製品、骨盤ケア製品、ホルモン検査による健康管理、産後女性の食生活相談サービスなど |
更年期 | 更年期(閉経前後の約10年間)に生じる各種不調の緩和等を目的とした製品・サービス →ホットフラッシュによる辛さを軽減する衣料品、閉経の遠隔医療、尿漏れ改善のためのトレーニング機器など |
婦人科系疾患等 | 子宮筋腫、乳がん、卵巣がん等の発見~治療後のサポート等に関する製品・サービス →乳がん術後用シリコンパッド、患者のQOL向上のための衣料品、婦人科系疾患等に関する医療プログラム、婦人科系疾患についてのチャット相談など |
ヘルス リテラシー | 健康に関連する正しい情報の収集・活用の支援に関する製品・サービス →女性特有の健康課題についての理解を促進するポータルサイト、企業向けのフェムテック福利厚生サービスなど |