目次
現代のPR活動において、動画投稿はもう欠かせない存在といっても過言ではないでしょうか。しかし「動画編集のやり方なんてわからない」…という方の方が多いのも現実です。
そこで今回は、動画編集がもっと簡単になる、AIを活用したツールを2つご紹介したいと思います。
Runway
Runwayとは
Runwayとは、「AI Magic Tool」という独自のツールやテンプレートを使い、動画編集が簡単にできるAIサービスです。動画編集だけでなく、画像生成や画像編集のサービスもプラスで使えるようになっています。
料金プラン
- 無料トライアル:720pの画質、3プロジェクトまで、5GBまで使用可、25個までの画像生成ができる、AI Magic Tool全てが体験できるわけではない
- Pro:$12/月(4K対応、プロジェクト数無制限、500GBまで使用可、125個までの画像生成が無料、高画質動画や3D編集も可)
- Team:$28/月(4K対応、プロジェクト数無制限、1TBまで使用可、450個までの画像生成が無料、)
使える機能一覧
動画編集
- 「AI Magic Tool」を使った動画編集AI
- 物や人物を消す、別のものに置き換える
- 動画全体の色味を変えたりフィルターをかける
- スーパースローモーション
- 人物の顔にモザイク
- ぼかす
- 自動で短く編集してクリップを生成
- 画像から動画を作る
- バックグランドノイズを消す
- 自動字幕生成
- 背景を入れ替える・ぼかす・グリーンバックにする
- モーショントラッキング
画像生成
- テキスト→画像生成
- 画像→画像生成
- 画像の比率、解像度、一度に生成する画像の数等を選べる
- 生成した画像が履歴に残るので、欲しい画像ができるまで比較が可能
画像編集
- テキスト→画像編集
- 画像→画像編集
- 背景切り抜き・入れ替え
- 3Dテクスチャ生成
- 白黒画像→カラー画像
- 解像度を上げる
使い方
使える機能が非常に多くあるので、ここでは主要機能「AI Magic Tool」の一つの「Remove Background」のみを実際に使い説明していきます。(Runwayから提供されているデモ動画を使用しています)
まずサイトを開くとこのような画面が表示されるので、画面中央の「TRY RUNWAY FOR FREE→」をクリックし、ユーザー登録を行います。

次にプロジェクト一覧画面が表示されます。今回は「AI Magic Tool」の「Remove Background」を使っていくので、画面左のAI Magic Toolをクリックします。

AI Magic Toolの一覧がこのように表示されるので、その中からRemove Backgroundをクリックします。

このような編集画面が表示されたら、自分の編集したい動画を画面左上の「+upload」からアップロードします。黄色い枠の中に自分がアップロードした動画が一覧で表示されますので、その中から自分の編集したい動画を選択してください。

編集したい動画を選択できたら、このような編集画面に移ります。画面下にタイムラインが表示されるので、編集したい箇所を選択します。

背景として切り抜かない範囲(今回は画面中央の人物)をワンクリック。するとAIが自動で範囲を認識し、選択してくれます。ワンクリックで選択しきれなかった場合は、その選択してほしい所を追加でクリックすればすれば自動選択されます。


あとは画面右上の「Export Transparent Background」をクリックすれば、全てのコマにおいて背景が切り抜かれた動画が勝手にできあがります。


Runway公式YouTubeチャンネルから、様々な編集方法に関して詳しい説明動画がたくさん投稿されているので、そちらを参考にして編集に取り組むと良いかもしれません。
今後の展開
Text-To-Video
Runwayはテキスト入力→動画編集という方法も開発を進めていて、一般公開はもうすぐという段階に来ているようです。さらに編集だけではなく、テキスト入力→動画生成までもできるようになるようです。
現在は早期アクセスのリクエストのみが可能となっており、実際に使ってみる事はまだできないようです。気になる方は是非ウエイトリストへの参加をして最新の情報をゲットしてみてください。
Gen-1
Gen-1という新しいAIの開発にも同時進行で取り組んでおり、Gen-1を用いれば、テキストやイメージ画像を使い、手持ちの動画から新たな動画を生み出すことができるようです。参考動画を是非チェックしてみてください。
こちらも現在、早期アクセスのリクエストが可能となっています。
Video Brain
Video Brainとは
Video Brainとは株式会社オープンエイトからリリースされている法人向け動画編集クラウドサービスです。AIを活用した自動動画生成ソフト市場では3年連続シェアNo.1*を誇っています。
(*デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「法人向け動画・配信ソリューション市場の現状と展望2022年度版」動画自動生成ツールにおけるクラウド売上高(2020~2022年度)https://mic-r.co.jp/mr/02410/、「法人向け動画自動生成・配信ソフト市場の現状と展望 2020 年度版」動画自動生成ソフトにおける動画自動生成売上高シェア (2019 年度〜2020 年度) https://mic-r.co.jp/mr/01930/)
料金プラン
- スタンダード:
- 利用するチーム数:4チーム
- ユーザー数:20ユーザー
- 制作本数:無制限
- エンタープライズ
- 利用するチーム数:7チーム
- ユーザー数:70ユーザー
- 制作本数:無制限
- 編集機能:全ての機能が利用可能
*詳しい機能や導入費用などに関しては要問合せ
使える機能・サービス
- 画像や動画の素材を入稿するだけでAIが自動で分析し、カット作業やテロップ入れなどを行い、最短3分で動画を生成
- 3500種類以上のテンプレートから選択・編集が可能
- 商用フリー素材(画像・イラスト・動画・音楽)が使用可
- ナレーション生成機能
- 音声を自動文字起こし&テロップ編集
- 多様なファイルの書き出し形式
- 英語翻訳
- パワーポイント再編集機能
- サービス導入前後の運用サポート体制(電話・メールの問い合わせ対応、ウェビナー開催、ユーザートレーニング、動画戦略・運用体制の構築等)
- SNSでの動画の配信・視聴ログの分析
業界を問わず700社以上の導入実績があり、導入事例の記事も公開されていますので、気になった方はチェックしてみてください。
まとめ
今回は、現在製品化されている動画編集AIツールを2つ紹介しました。
画像生成・編集AIの分野はかなりの発達を遂げており、製品化されてるものが多く出てきていますが、動画生成・編集においてAIはまだまだ発展途上です。
しかし、あと1~2年もすれば製品の母数も増え、AIを使ってできる便利な編集機能がさらに増えていくことが予想されます。今の内から時代を先取り、PR作業の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。