芸術文化振興基金

芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための活動、その他の文化振興又は普及を図る活動に対する援助基金。
当基金は、政府から出資された541億円と民間からの出えん金164億円の計706億円を原資として、その運用益をもって文化芸術活動に対する助成に充てられています。

芸術文化振興基金の運用益による助成事業と、国からの補助金(文化芸術振興費補助金)を財源とする助成事業。芸術・芸能・文化等活動に関する助成や地域の文化振興を目的とした支援事業などがあります。
活動の規模及び助成対象経費(選択制)の合計額に応じて定額となっております。各分野での内容について公募要領などからご確認いただけます。

助成の対象となる活動
各事業において助成の対象となる活動は以下のとおりです。

1 芸術文化振興基金による助成事業
(1)芸術家及び芸術団体が行う芸術の創造・普及活動
① オーケストラ、オペラ、室内楽、合唱、バレエ、現代舞踊、演劇等舞台芸術の公演活動
② 文楽、歌舞伎、能楽、邦楽、邦舞等伝統芸能の公開活動
③ 落語、講談、浪曲、漫才、奇術等大衆芸能の公演活動
④ 美術の展示活動
⑤ 国内映画祭等の活動
⑥ 特定の芸術分野にしばられない公演・展示活動

(2)地域の文化振興を目的として行う活動
① 文化会館、美術館等の地域の文化施設において行う公演、展示その他の活動
② 歴史的集落・町並み、文化的景観のセミナー、資料収集・作成、普及啓発による保存・活用活動
③ 民俗文化財の公開、広域的な交流、復活・復元による伝承、記録作成による保存活用等の活動

(3)文化に関する団体が行う文化の振興、普及活動
① アマチュア等の文化団体が行う公演、展示その他の文化活動
② 伝統工芸技術、文化財保存技術の保存伝承、公開活用、記録作成による保存活用活動、
衰退した伝統工芸技術の復元活動

2 文化芸術振興費補助金による助成事業
(1)舞台芸術創造活動活性化事業
我が国の芸術団体の水準向上及びより多くの国民に対する鑑賞機会の提供を図る優れた舞台芸術の創造活動(音楽、舞踊、演劇、伝統芸能・大衆芸能)

(2)国際芸術交流支援事業
国際的な実演芸術の公演活動

(3)劇場・音楽堂等機能強化推進事業
劇場・音楽堂等が主体となって行う、実演芸術の創造発信等

(4)映画製作への支援
優れた日本映画の製作活動(劇映画、記録映画、アニメーション映画)

助成の対象者
助成の対象者は、芸術文化に係る活動を自ら行う団体です(一部、芸術家個人が対象となる事業もあります)。

公益財団法人による助成事業一覧

その他公益財団法人による、芸術・音楽・舞台・伝統芸など各分野に対して様々な助成事業が展開されています。こちらでは最新の助成事業一覧を掲載しております。
※支援事業詳細については、各財団法人へ直接お問い合わせください。

公益財団法人名・事業名概要上限
芸術活動への助成(朝日新聞文化財団)音楽会、美術展覧会等への助成を通じて、文化、芸術等の発展、向上に寄与することを目的とし音楽分野、美術分野の2分野を助成対象としています。
※音楽分野:クラシック音楽、オペラ・バレエ、邦楽(日本の伝統音楽)、能・文楽・歌舞伎などの公演
※美術分野:絵画、彫刻、映像、写真など美術作品の展覧
100万円
アフィニス文化財団《A》「国内プロオーケストラ主催公演に対する助成」
概ね次の要件を備え,広く地域や社会に目を向け,音楽文化の普及と発展を目指した活動を行っている国内プロオーケストラ(※)を対象に,意欲的な主催公演の企画に対して助成。(※)[1]組織要件:固定メンバーによる2管編成以上の規模で専属事務局を有するオーケストラ[2]活動要件:年5回以上の定期演奏会を含む年10回以上の自主演奏会を行っている常設オーケストラ。
《B》「音楽家の研鑽助成」プロオーケストラ団員を対象として,(1)海外研鑽のための研修費を助成。(2)短期音楽セミナーの開催。(3)アンサンブル活動等の成果発表の場を支援。
《C》「芸術文化活動に関する調査研究」
 
エネルギア文化・スポーツ財団中国地域に所在する美術や音楽、伝統文化、スポーツに関する団体(※1)が主催し、中国地域在住者が過半数(※2)を占める活動で、中国地域内において行う活動を対象とします。
※1:団体には、社団・財団・県体育協会等の公益法人、地方公共団体を含みます。
※2:全国規模・西日本規模の大会は中国地域の参加者が過半数でなくても対象とします。
50万円
花王芸術・科学財団【美術展覧会】美術館,博物館等が企画・開催する絵画,版画,彫刻等の美術展に助成。外国で開催されるものは日本で企画したものに限る。2年連続の助成は不可。
【美術研究(出版助成)】美術に関する研究成果の出版に対しての助成。
【音楽公演】オーケストラ・オペラ・室内楽等の日本のプロの音楽団体が主催する創造的な音楽公演に助成。(文化芸術の普及および育成も含む。)外国で開催されるものは,日本で企画したものに限る。4年連続の助成は不可。
【音楽研究】音楽を対象とする専門的研究活動に助成。
100万円
セゾン文化財団【演劇・舞踊】現代演劇,現代舞踊の分野における活動を対象として,
I.【芸術家への直接支援】(1)セゾン・フェロー(2)サバティカル(休暇・充電)
II.【パートナーシップ・プログラム】(1)創造環境イノベーション(2)国際プロジェクト支援。
以上それぞれに助成金交付,稽古用スタジオ,ゲストルームの提供を行うほか
III.次世代の芸術創造を活性化する研究助成プログラム。
IV.フライト・グラント(渡航費助成)
など様々なコースが用意されています。
コースにより異なる
全国税理士共栄会文化財団地域文化の活動に対して以下の分野で助成を実施。
《A》【芸術活動】地域文化の振興に資する芸術活動に対する顕彰及び助成(音楽,演劇,舞踊等の芸術活動及びそれらの人材の育成等に努力している個人または団体)。
《B》【伝統芸能】地域文化の振興に資する伝統芸能に対する顕彰及び助成(保存,及び後継者の育成を図るための活動に努力している個人または団体)。
《C》【伝統工芸技術】地域文化の振興に資する伝統工芸技術に対する顕彰及び助成(保存,及び後継者の育成を図るための活動に努力している個人または団体)。
《D》【食文化】地域文化の振興に資する食文化に対する顕彰及び助成(技能及び技法,並びに後継者の育成を図るための活動に努力している個人または団体)
50万円
野村財団野村財団では若手芸術家の育成活動及び、講演会、展覧会、シンポジウムの開催など芸術文化の国際交流活動に対する助成を行なっています。
A》【美術】若手芸術家の育成を目的とする活動。芸術文化の国際交流を目的とする活動。
《B》【音楽・オペラ・舞踊】若手芸術家の育成を目的とする活動。芸術文化の国際交流を目的とする活動。(クラシック音楽,現代音楽,邦楽,オペラ,バレエ等を対象とする。)
 
三井住友海上文化財団【音楽・郷土芸能】音楽・郷土芸能の分野で,有意義な国際交流活動をおこなうアマチュア団体に対し助成する。(都道府県を通じての推薦公募) 
明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生費用の助成や、地域の伝統文化分野に関する助成を行なっています。
【音楽】《A》海外音楽研修(推薦者2名必要。)専攻部門・年齢に制限あり。
【地域文化】《B》地域の民俗芸能(含,民俗行事・民俗音楽)及び地域の民俗技術(含,伝統的製作技術・衣食住に関わる生活技術・伝統工芸)の継承,特に後継者育成のための助成。各都道府県の知事部局,又は教育委員会の推薦必要。
70万円

※終了 主な制度概要

主な制度概要は以下の通りとなっています。

※終了 中でも今後注目したい制度はこちら

(1)標準的な取組を行うフリーランス等向け(活動継続・技能向上等支援A-①)
・ 簡易な手続き・審査により、活動費を支援(20万円程度)
・ プロのフリーランスの実演家・技術スタッフ等の以下の取組などを支援
練習のための稽古場の確保、技能向上のための研修資料等の購入、調査・制作準備 等

(2)より積極的な取組を行うフリーランス等向け(活動継続・技能向上等支援A-②)
・(1)の取組に加え、動画収録・配信による活動の発信等、発展的取組を追加して行うことで150万円まで応募可能

(3)小規模団体向け(活動継続・技能向上等支援B)
・ 活動費を支援
(150万円まで。複数のフリーランス等が連携して取り組む共同事業も応募可能<1,500万円まで【10者の場合】>)
・ 小規模団体の以下の取組などを支援
コロナ感染症対応の新たな公演・制作の企画 等(動画等による公演等の収録・配信、広報コンテンツの作成、
感染症防止に対応した集団練習の実施等)

(4)中・大規模団体向け(収益力強化事業) ※ 小規模団体も応募可。
・ 150~2,500万円程度の事業を支援
・ 中・大規模団体の以下の取組などを支援
コロナ後を見据えた新たな市場開拓・事業構造改革の取組 等(動画等の取組の他、舞台裏ツアー・役者との交流などの
体験コンテンツ(VRの活用を含む)の開発、教育用独自演目の開発(これらの取組に係る準備を含む)等)
https://www.mext.go.jp/content/20200527-mxt_kaikesou01-100014477-000-2.pdf

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